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床についた犬のおしっこの臭いはどうやって消したらいい?

犬のおしっこを放置すると、フローリング内部にまで浸透し、臭いが消えにくくなります。専用洗剤で洗浄するなどの消臭対策とあわせて、フロアコーティングの施工など予防対策もしましょう。犬との生活はとても楽しく癒されますが、臭い問題がつきものです。犬はとても賢いため、きちんとしつけすれば粗相の失敗はほとんどありません。しかし、体調やストレス、加齢によって、おしっこを失敗する場合もあります。 トイレ以外の場所でおしっこをすると臭いが残りやすく、気づかず放置すると臭いが増し、汚れが取れにくくなってしまいます。 今回は、犬のおしっこの臭いを消す方法に合わせて予防する方法を紹介します。おしっこを放置するリスクについても解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

更新日2023年11月14日

犬のおしっこが臭う理由とは

犬のおしっこに含まれている成分は、アンモニア・細菌・尿酸・ホルモンなどです。なかでもアンモニアは時間が経つと濃縮されるため、鼻につくような刺激の強い臭いと変化します。 犬のおしっこには老廃物も含まれており、放置すると雑菌の繁殖によりさらに臭いが増し、頑固な汚れとなって簡単に拭き取れなくなります。フローリングなどにおしっこがついたら、すぐに拭き取りましょう。 また、おしっこは犬の健康状態がわかるバロメーター です。体の変化は、おしっこの臭いでも確認できます。おしっこのアンモニア臭がいつもより強いと、水分不足や細菌性膀胱炎の可能性もあるため、おしっこ以外の異変がないかチェックが必要です。

犬のおしっこを放置するリスク

犬のおしっこがフローリングについたら、すぐに拭き取りましょう。放置していると臭いがきつくなるだけでなく、シミとして残ったり、フローリングが腐ったりします。

フローリングが腐る

フローリングについたおしっこを放置していると、フローリングが腐ります。フローリングは中性以外の液体に弱い素材でできており、犬のおしっこはアルカリ性のため、コーティングされていないフローリングだと内部に浸透してしまい、腐食につながります。 腐食が進むと劣化が早まり、場合によってはフローリングの張り替えが必要になるでしょう。

シミが残る

コーティングされていないフローリングは、水分を吸収します。犬のおしっこを放置するとフローリングの内部に吸収されてしまい、拭き取れません。吸収されたあとは、内部で雑菌が繁殖し、頑固な汚れが付着したままシミになります。 犬のおしっこは乾いても成分は蒸発しないため、水のようには消えません。また、何度も同じ箇所におしっこを繰り返すと乾燥しにくくなるため、カビが繁殖する可能性もあります。

床についた犬のおしっこの臭いを消す方法

犬のおしっこは、ただ拭き取るだけでは臭いが残ります。専用洗剤を使って洗浄するほか、クエン酸での消臭がおすすめです。また、臭いがひどい場合は清掃業者に依頼しましょう。

専用の洗剤で洗浄する

フローリングについた犬のおしっこには、犬のおしっこ専用の洗剤で拭き取るのがおすすめです。専用洗剤は弱アルカリ性のため、おしっこ汚れをしっかり拭き取れます。また、万が一犬が舐めても問題ないように作られているため安心です。 市販の専用洗剤を購入する場合は、フローリングでの使用が可能か、フローリングのコーティングを剥がしてしまわないかなど、あらかじめ確認してから購入しましょう。 犬のおしっこの臭いが気になると、すぐに消臭したいと考えてしまいますが、消臭のみでは臭いの元を取り除けません。消臭の前に、まずはおしっこを洗剤でしっかり落としましょう。 市販の専用洗剤には、洗浄と消臭が同時にできるタイプもあります。2役できる洗剤であれば、手間が減らせるためおすすめです。

クエン酸で消臭する

専用洗剤で洗浄した後は、クエン酸で消臭しましょう。アンモニアがアルカリ性に対しクエン酸は酸性のため、アンモニア臭を中和して消せます。また、クエン酸は犬や人間にも安全です。クエン酸は食品中にも存在するもので、食品添加物としても使用されています。クエン酸スプレーは、少量のクエン酸と水を混ぜるだけで簡単に作れます。 一般の消臭スプレーは、犬にとっては有害のタイプもあるため、使用する場合は必ず犬への安全性を確認しましょう。また、犬はにおいにとても敏感なため、香りの強い消臭スプレーはおすすめしません。

清掃業者に依頼する

上記の方法でも臭いが消えない場合は、清掃業者に依頼しましょう。フローリング内部まで浸透している場合は、表面の対策をしても消臭できないため、プロにお願いするのがおすすめです。清掃業者は、特殊な薬品を使用して成分を分解し、臭いの元を除去してくれます。臭気測定器を使用して、臭いの数値や場所を特定してくれる業者もあるため、飼い主が気づいていない場所の臭いも解消可能です。 費用はかかりますが、臭いを完全に消したい場合は、こうした清掃業者の利用も検討しましょう。

犬のおしっこの臭いを予防する方法

犬のおしっこの臭いは、おしっこした直後に拭き取り、保護マットやシートを使うなど、自分でできる対策だけでなく、フロアコーティングの利用でも予防できます。それぞれの方法を詳しく解説しましょう。

フロアコーティングをする

犬のおしっこを放置してしまっても簡単に洗浄できるようにするには、フロアコーティングをおすすめします。犬のおしっこを拭き取っても臭いが消えないのは、フローリングの内部に染み込んでしまっているのが原因です。 フロアコーティングは、床の表面への塗膜や被膜を形成するため、犬のおしっこがフローリング内部に浸透しません。そのため、しばらく放置してしまっても頑固な汚れや臭いになったりシミになったりせず、フローリングを劣化から守れるおすすめの方法です。 フロアコーティングはワックスを塗装するより耐久性も高く、特別なメンテナンスも必要ないため、フローリングを清潔に保てます。

優床は、フローリングとペットに優しいコーティングです。犬のおしっこがフローリングについてしまっても、水拭きやペット洗剤も使用できるため、臭いを残さずにすみます。また、アンモニアに強い素材のため、フローロングを傷める心配もありません。加えて、滑りにくい防滑性もあるため、犬の体にも負担をかけず、犬も飼い主も快適に毎日を過ごせます。

おしっこをした直後に拭き取る

犬のおしっこがフローリングについたときは、直後に拭き取るのが基本の対策です。すぐに拭き取れば頑固な汚れや臭い、シミになる心配もなく壁などへの臭い移りも防げるため、手間のかかる対策も必要ありません。 愛犬がおしっこを失敗してしまったときは、つい叱ってしまいがちですが、しつけにおいてはデメリットが多い行動です。犬によってはダメだと認識してトイレでするようになる子もいますが、叱られたことをかまってもらえたと誤解して、わざと失敗する子もいます。 トイレを誤解したままだと、失敗するたびすぐに拭き取らないといけなくなるため、飼い主にとってストレスがかかるでしょう。 愛犬が失敗した場合は、何もいわずにそっと拭き取って片付けましょう。そして、トイレで成功したときはしっかり褒め、トイレですると喜んでもらえると認識させるのが適切なしつけです。

保護マットやシートで覆う

犬がおしっこを失敗しそうな場所やトイレ周りは、保護マットやシートで覆うのもおすすめです。マットやシートはおしっこがついても買い替えができ、洗濯できるタイプであれば繰り返し使用できます。 犬はおしっこをちゃんとトイレでしても、残ったおしっこがトイレ周りに付着する場合があります。失敗しない愛犬でもトイレ周りはシートを敷いて、対策するのがおすすめです。

まとめ

犬のおしっこがフローリングについたときは、すぐに拭き取りましょう。 放置してしまうと頑固な汚れや臭いになり、フローリング内部に浸透するとシミになります。 保護マットやシートの使用や、フロアコーティングをするなど、 犬のおしっこからフローリングを守る予防対策を取り入れましょう。

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